絵の褒め方☆ことのは2編☆

 こんにちは♪ことのは2号館の赤嶺ちひろです。

 前回のことのは2号館のブログは「こどもの絵の発達」についてのお話でしたね。
ドラマ好き♡な私は、このブログを読んで、今年1月に放送されていた「リエゾン」というドラマのエピソードとリンクしたので、今回は「絵の褒め方」について考えてみたいと思います。

 みなさんは「リエゾン」をご覧になりましたか?レインボーな特性を持つ子達が通う、児童精神科クリニックを舞台にしたお話で、その第一話は絵がとても上手な男の子のエピソードでした。
その子のお母さんは絵を見せてほしいと思って、子どもにその気持ちを伝えているのに、男の子はなかなか見せてくれません。皆さんはその理由が分かりますか?
実はお母さんが男の子にサラッとかけた言葉が原因だったのです。
お母さんは

「上手く描けたら見せて」

という言葉を男の子にかけていたのです。
こんな言葉、何気なく使っている声掛けじゃありませんか?私もよく子ども達にかけているかもしれません。

レインボーな特性を持つ子の中には、その言葉通りに意味を受け取る子もいるので、「上手に描けたら見せて」という声をかけられると、

”上手く描けないと見せてはいけない”
     
というように、思考が発展する子もいるんだなと、ハッとさせられました。
大人が意図しなくても、このように受け取られてしまうことがあるんだと考えると、日々の子どもたちへの声掛けが、いかに大切なのかということに気づかされます。

 ここで少しお話が逸れますが、みなさん「おかあさんといっしょ」の絵の紹介コーナーを見たことがありますか?

「絵を紹介するお姉さん、お兄さん達の褒め方が参考になる」

という話を聞いたので、その話もシェアしたいと思います。

 お姉さん、お兄さんが子ども達の絵を紹介するときに、「上手だね!!!」という、よくありがちなワードをあまり使わないそうなのです。
「上手」という言葉をかけることで、

”上手じゃないと褒められない”と考えてしまう子や、
”上手に描かないといけない”とプレッシャーを感じてしまう子もいるようなのです。

”え~!!そんなことを意図して、その言葉を使っているわけじゃないのにビックリ!!”って感じがしませんか?私はビックリでした!!

 では、子どもが絵を見せてくれた時は、どんな言葉をかけたらいいのでしょうか?

「おにぎりを描いたのかな?かわいい三角の形してておいしそうだね♪」
「お出かけしたときの絵を描いたんだね。ニコニコ顔で楽しそうだね♪」
「カラフルな色づかいで、たくさんの丸を描いたんだね♪」

などのように、子どもが描いた世界に寄り添うような感想を伝えたり、どんな所が素敵と感じたのかを具体的に伝えるのがポイントのようです。

とは言われても、普段から「すごーい!!」「上手!!!」を連発していたら、そんな上手い褒め方なんて、なかなか出てこないですよね。
そんな方のために、もう少し褒め方を紹介。

☆カラフルな色づかいだね♪
☆大好きな黒い色をいっぱい使って描いたね♪
☆細いのや太いの、いろんな線で描けたね♪
☆太くて力強い感じがするね♪
☆長い時間集中して描いていたね♪
☆前に描いた時よりも、小さな丸が描けるようになったね♪
☆お母さんは〇〇な所が好きだな♡         等々・・・

こんな感じで、”あなたの描いた絵のココがイイね♪”、“過去のあなたと比べてこんなに成長できたね”と伝わるような褒め方をするといいようです。
どうですか?うまく伝わったでしょうか?
いつかこのプチ情報が、皆さんのお役に立てる日が来ると嬉しいです☆彡

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