遊び(おままごと)を通して力を伸ばしていく☆ことのは2編☆
ことのは2号館を利用している児童がよく行う遊びの一つに “おままごと” があります。
今回は、この“おままごと”という遊びを通して、ことのは2号館の職員がどのような力を見ているのか、またどのようにアプローチしてお子さんの力を伸ばしているのかを一部ご紹介します🍎

「お寿司食べたいな」「フォークとって~」など、モノの名称を伝え、指定されたモノを渡せるかを見ています。該当するものが取れたらモノと名称がしっかり結びついていると考えられます。
間違えたものを取ってしまった場合は「お、それは〇〇だね。〇〇も美味しいな〜。パクパク。」と誤って取ったモノの名称を伝えたり、「正解は〜こっちでした!」と正しいモノを教えたりして、名称とモノがマッチできるよう促します。
また、「何を作っているの?」「今、切っているのは何?」など、お子さんが触っているモノの名前を尋ね、お子さん自身が正しく名称を言えるかを確かめることもあります。
モノの名称ではなく、「果物ちょうだい」「野菜入れて」などあえてカテゴリーで伝えることで、上位概念(分類分け)が理解できているかを確認することもあります。
「お皿、4個出して」と数を指定し、正しい個数を出せるかを見ることもあります。
何個まで正しく出せるか、どう数えているのか等も含めて観察し、数の理解を確認しています。

同じおままごとの道具を使っても、各々が別々に遊ぶ場合や、店員さんとお客さんに分かれて遊ぶ場合など、さまざまなやり取りが見られます。
おもちゃの数には限りがあるため、時には子ども同士で意見がぶつかることもあります。そのような時には、望ましい形での意思表示が出来るよう、職員がそばでサポートしています。
たとえば“他の子が使っている玩具を自分も使いたい”と思った時──
・発語が少ないお子さんには「ちょうだい」のジェスチャーを促す
・1語文が出ているお子さんには「貸して」「ちょうだい」と言葉を促す
・2語文以上が出ているお子さんには「終わったら貸してね」「これと交換しよう」など交渉の言葉を提案する
このように、一人ひとりの発達状況に合わせた意思表示の方法を身につけられるよう支援を行っています🌷
今回は主な3つの視点を紹介させていただきましたが、他にも指先の使い方や記憶力(例:りんご・バナナ・いちごを取るようお願いし、どれくらい覚えられるか)など、その時のお子さんの遊び方や目標に応じて見る力はさまざまです。
おままごとをはじめとした遊びの中で、お子さんが楽しみながら自然に力を伸ばせるよう、職員一同心を込めて支援を行っています😊
最後までご覧いただき、ありがとうございました🙇♀️
また次回のブログもお楽しみに~👋
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