ムシがでたー!!!☆ことのは2編☆

こんにちは♪ことのは2号館の赤嶺ちひろです。
今日は虫一匹で①こんなに遊びを膨らませられるなんてすごい!!!②私はこんな風に子どもを観ています、そして③見守る事ってやっぱり大切ですね という3つの視点を織り交ぜたお話をしたいと思います。

子ども達が段ボール滑り台を滑っていた時、全長3センチくらいのムシがマットの隙間から現れました。
「うわー!!ムシだー!!!」「早く外に捨てよう!!!」みんなで大騒ぎ。
だけど“ちょっと待って。このムシをそのままにしたら、子どもたちはどう反応するのかな?ちょっと観てみたい”赤嶺はウズウズして、捨てられそうになっていたムシを、そのままマットにおいて貰いました。
大人がペンの先でツンツンと突っつくと、子ども達も真似っこ。職員からペンを借りる子、遊んでいたシャボン玉のストローでツンツンする子。みんな興味津々です。


そこから、ペンに乗せられるかな?と挑戦したり、ペンで通せんぼうをしてみたり、ムシが潰れないよう力を加減しながらペンで押さえるYさん。

テラスにだしてあげると、ムシをスケッチするIさん。特徴を捉えていて、とっても上手!!


ムシを一旦ウッドデッキの下に返してあげると、“またみんながいるところに戻って来られるように”と言って道しるべの矢印や、「ここにお食事があるよー。」とおいしそうな果物、「シャボン玉もあるよ。楽しいよ♪」とシャボン玉の絵を描く子も。


大人は「このムシは臭いんだよ。」と教えますが、本当に臭いのかやっぱり気になる子もいました。そーっと優しく触ると「硬いよ」と感触を教えてくれます。けれどさすがに臭いをする勇気はなかったようです(笑)

ひょっこり現れた一匹のムシ。ポイっと捨てればそれでおしまいです。
けれどこんな風に子どもの反応を見守ってみると、物によって力を調整しながら触れることを自然と練習していたり、大人の話を聞いて学ぶだけではなく、自分の身体を実際に使って確かめて学んだり、子ども自身に自ら学んで育つ力があるんだよなと日々感じます。
ご家庭でも、心や時間に余裕がある時には、そんな関りをお試し出来るといいですね。

※ ことのは2号館では、難聴児や発音が苦手な子、表情の読み取りが苦手な子、視覚優位な子など口元を見せたい時に、マスクをはずすことがあることを親御さんに了承を得て療育を行っています。そのため、職員がマスクを外している写真があります。

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