気持ちの読み取り☆ことのは2編☆
磁石のアルファベットを、ホワイトボードにどんどんくっつけて遊んでいます。
全部くっつけ終わり、じ~っと見ているので、もう一回やりたいかなと思い、「もぅ一回やる?」、「もういっかい?」と「もう一回」という言葉を促しながら声かけをして、アルファベットを外そうとすると、「あ~!!」と少し怒った様子。どうやら、もう一回やりたかったわけではないようでした。
しばらくすると、アルファベットを自ら外して、バスに詰め込んだ後、またバスの中からアルファベットを取り出し、ホワイトボードにくっつけています。
くっつけ終わった後に、またじ~っとそれを見ているので、今度はペンを見せてみました。すると、そのペンを取り、お絵描きを楽しんでいます。
2回目は、上手く子どもの気持ちを読み取ることができたようです。
療育の現場では、日々の子ども達の様子を観察し、気持ちを読み取ったり、想像したりしながら、次の支援へと繋げていきます。
初めの場面のように気持ちを読み違える時もありますが、その都度省察して、次へと生かすようにしています。療育の現場では、毎日が子ども達の気持ちを読み取る勉強の日々ですね。
ままごとをしている別のお友達を見守っていると、手前の椅子に座っていたお人形を奥の椅子に移動して、先生を椅子へと座らしてくれました。
今度は、子どもの方が先生の気持ちを読み取ってくれたようです。こうした相手への思いやりの気持ちを表してくれるようになると、嬉しくなりますね。